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新SBIR制度のプログラムマネージャーが決定しました

科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の改正(令和3年4月1日改正法施行)により、スタートアップ等による研究開発とその成果の社会実装を補助金等によって支援するSBIR制度が大幅に強化されました。 新しいSBIR制度では、指定補助金等の公募や執行にあたり、その効果および効率を高めるために専門的な知識と経験を有するプログラムマネージャーを配置することになっています。

そこで内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局は、SBIR制度における指定補助金等の運営を統括する「統括プログラムマネージャー」及び、制度に参加する省庁間の連携性を高める「省庁連携プログラムマネージャー」を公募しました。(2021年6月~7月)

本公募には、600名を超える応募があり、選考の結果以下の4名に決定しました。内閣府では、これらの方々と連携し、スタートアップ企業等が有する優れた技術を国の課題の解決に繋げ、政府を挙げたイノベーション促進に引き続き取り組みます。


【統括プログラムマネージャー】


■古川 尚史 氏 (フルカワタカシ) 東京大学工学部化学システム工学科卒、東京大学大学院経済系研究科修士課程修了。 1995年日本銀行入行。その後、2000年7月から約2年間、ボストン・コンサルティング・グループで勤務したのち、起業。ベンチャー企業の経営に携わる。2007年から2015年には経営共創基盤でディレクターを務め、ハンズオン型の経営改革に従事。2015年以降、NECライティング(株)<現(株)ホタルクス>取締役、サンバイオ(株)執行役員、(株)イノフィス代表取締役社長・会長を歴任。



【省庁連携プログラムマネージャー】


■石井 千明 氏(イシイチアキ) 千葉大学大学院自然科学研究科修了、博士(理学)。 専門分野は物理化学。千葉大学工学部にて印刷プロセス及び材料の研究・教育に従事の後、平成17年から燃料電池先端科学研究事業の一環として設立された産業技術総合研究所固体高分子形燃料電池先端基盤研究センターにてプロジェクトに参画。任期満了後メーカーや技術系シンクタンクにて研究開発や国内外の技術開発に係る支援活動および産学連携に従事。平成30年仏Air LiquideのScientific Directorとして水素を含む技術戦略やプロジェクト推進などを担当。令和2年以降サーキュラーエコノミーに係るカーボンニュートラル技術を中心に調査研究およびスタートアップなどへの連携支援活動を千葉大学や東北大学で実施。



■舩越 亮 氏(フナコシリョウ) 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了、博士(理学)。 大学院から日本学術振興会特別研究員PD迄8年に渡り欧州原子核研究機構(CERN)に滞在、物理学の基礎研究に携わり世界初となる反水素大量生成の成功に貢献。その後日本電子株式会社に入社、北米駐在はじめグローバルで半導体デバイスの微細加工の核を担う電子ビーム描画装置の技術開発に12年間従事。2019年宇宙スタートアップ企業株式会社ALEに入社、小型衛星による大気データ活用の新規事業に企画から参加し、科学的知見をベースに技術検討、開発計画立案、協力研究機関との産学連携体制構築、などを担当。



■柳原 暁 氏(ヤナギハラアキラ) 立命館アジア太平洋大学国際経営学部卒。 システム開発会社にてSEとしキャリアを開始。エンジニア、マーケティング担当として複数スタートアップの立ち上げに関わる。日本のスタートアップエコシステムの創造に寄与するために株式会社EDGEofに立ち上げから参画。行政機関のオープンイノベーション支援や複数の事業会社や自治体の事業創出を支援に従事。研究成果の社会実装に資する実証実験を自治体と共同で行う。2020年科学技術の社会実装を目指し株式会社willsameを設立。

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